最果ての街


小さな作品展、今週の日曜日までとなります。

普段は小さな作品が多いのですが
今回は大きめの作品もいくつか制作をしました。

お気付きの方もいらっしゃるとは思いますし、
時々そういったお話をすることもあるのですが
いわゆる”廃墟”というものが好きです。

恐いもの見たさや哀愁、歴史といった観点ではなく
人工物と自然のせめぎ合いの結果として
ゆるやかに自然に戻っていく姿に惹かれます。
思想、表現、技術、志、、そういうものを
軽々と越えて行く”摂理”、”生命”そのものの力を感じます。



真鍮や銀に惹かれる理由もそこに近いものがあり、
経年変化という”摂理”があるからかも知れません。
変色をするというと敬遠されることもありますが
その変色にこそ魅力もあるのではないかと。



今回の作品展ではテーマのひとつである”朽ち”に加えて
”朽ち”る手前の”街”という物語を少し散りばめてみました。
何故その街が朽ちるに至ったのかは展示の余白の部分ですので
見て下さったかたの想像で思いを巡らせていただければと思います。

展示期間もあと少しですが、どうぞ宜しくお願い致します。


◯7月のお休み◯
営業時間 13:00~17:00
水、木定休日
16日(土)17日(日)23日(土)臨時休業