南桂子さん

きょうはお店がはじまる前に京都伊勢丹の美術館『えき』KYOTOで開催中の「生誕100年・南佳子展−銅版画―静寂の線がつくる世界」を観てきました。

作品はちょいちょい拝見させていただいていたのですが、すごい世界観!銅版画て奥が深いんですねぇ〜。1点1点じっくり観ていたらtoyaのオープンぎりぎりになってしまって急いで帰ってきました。。。

作家歴をかさねていく程に描かれるバリエーションが豊富になり、より細かくなり、でも変わらぬ世界観があってほんとに見入ってしまいました。よく描かれている植物も線が違うだけでこんなふうに見えるんだぁ、、、とか。もうじっくりじっくりですよ。南さんは銅版画をはじめたのが40代になってからなんですよね。それまで油絵などは描かれていたみたいですけど。ステキ。はじめる歳は関係ないんだなぁ〜。まだまだこれからですよ。

toyaにはいただいたお花がたくさんあって、ほとんどもうドライフラワーにしているところなんです。窓際とかにさげて飾りながらドライにしているんですけど、これがけっこー評判よくてうれしいです。こんなにお花をいただくことなんて滅多にないですからね。キレイにドライにして飾りつづけたいです。
まだこれから咲きそうな草花は花瓶に移して飾っているんですけど、咲いたんですよ!ゼラニウムが。ゼラニウムてよーく見るとすごいおもしろいつくりなんですよね。ひとつから10くらいの花が線香花火みたいに咲く。南さんの版画の線がおもしろかったので植物をじっくり観察してみようとスケッチしてたら気付きました。花びらやおしべ、めしべ、、、じっくり見れば見るほどはまっていきます。

気づいて店内を見てみると植物をほんとうにスキでじぶんの作品にもいかしている作家さんがちらほら。そうか。そういう作家さんを知らず知らずに選んでいたんだなぁ〜と改めて感じた瞬間でした。
安くてかわいいものはたくさん出回っているけれど、
数えきれないほどの作家さんが全国にたくさんいるけれど、
きっとこの方々じゃなきゃダメなんですよね。


ちなみに南桂子さんの展示は24日まで開催されています。


toyaco